天才外科医・カイの過去が気になる『最後の外科医』

小説

内容☺︎

モグリの天才外科医が究極の〈不可能手術〉で命を救うーー。

累計70万部突破『泣くな研修医』の著者で現役外科医・中山祐次郎さんが満を持してお届けする新シリーズ!

主人公は29歳の天才外科医カイ。10歳の頃から戦地でメスを握り、命の現場を駆け巡ってきた経験が彼を「不死身の医師」に。

しかし、「ふつうじゃない手術」には相応の覚悟がなければーー。
カイの相棒・交渉人の神園がふっかける法外な報酬金と、ヒリヒリする患者との駆け引き。そして圧巻の手術シーン……まさにブラック・ジャックを思わせる緊迫感がたまりません。

夢にまで見た世界タイトルマッチ目前に癌に冒された21歳ボクサーに、美しすぎる顔を棄て別人になりたい人気女優。失明に怯える米軍スナイパー。

彼らの切なる願いに、カイはどんな「答え」を出すのか?
カルテ#1  楽園からの救命依頼
カルテ#2  ゴングが鳴る前に
カルテ#3  華と虎
カルテ#4  仮面の人生
カルテ#5  スコープの奥の瞳

感想☺︎

『最後の外科医』は短編がいくつか収録されているので、とても読みやすく、少しずつ読み進めたい人にもおすすめの一冊でした。

主人公のカイは圧倒的な腕を持つ外科医ですが、よくある「天才だからこそ性格に難がある」というタイプではなく、落ち着いた雰囲気で人柄の良さも感じられるところが魅力でした。こういう天才的な医者の主人公は自信家で気が強い設定が多い印象なので、新鮮に感じました。

一方で、カイの過去についてはまだ明かされていないことが多く、「もっと知りたい」という気持ちになりました。また、莫大な報酬を受け取る理由にも何か大きな目的があるのではないかと思わせる描写があり、続きがとても気になります。

短編ながら読み応えがあり、これからカイという人物がどのように描かれていくのか、続編も読んでみたくなる作品でした。

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