内容☺︎
降魔士の少年・ジェードは、神と魔物、光と闇が共に宿っているとされる、神聖でありながらも恐ろしい聖域〈闇の大井戸〉で、魔物から聖なる蝶を守る役目を負って暮らしていた。
ある日、ジェードの相棒である少女・ルクランが、聖なる蝶が舞い上がってくることを知らせる〈予兆の鬼火〉に触れる事件が起きる。他の降魔士たちと違い、なぜか、〈予兆の鬼火〉に激しく反応してしまうルクランは、聖域を守る者のなかで波紋を呼んでいた。自分がなぜ、そんな反応をするのかを知りたいと願うルクランと、ルクランを守りたいと思うジェード。それぞれの思いをよそに、ふたりは壮大で複雑な運命の糸に絡め取られていく。
感想☺︎
上橋菜穂子さんの作品が好きでよく読んでいます。『神の蝶、舞う果て』も新刊だと思って手に取りました。
読み始めると、独特の世界観や設定に引き込まれ、「これからどんな展開が広がっていくのだろう」とわくわくしながら読み進めました。物語の始まりがとても魅力的で、これからさらに面白くなりそうだという期待が膨らみます。
ただ、個人的には少しあっさり終わってしまった印象でした。もっとこの世界や登場人物たちの物語を読んでいたかったので、少し物足りなさも感じました。
読後にあとがきを読むと、この作品はかなり昔に雑誌に掲載されていたものだと知りました。その経緯を知ったことで、この作品に対する見方も少し変わりました。
好き嫌いは分かれるかもしれませんが、上橋菜穂子さんのファンなら一度読んでみてもいいのかもしれない、そんな作品でした。あとがきを読むことで、この作品が生まれた背景にも触れられ、より印象深い読書体験になりました。



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