内容☺︎
成瀬シリーズ堂々完結!! 唯一無二の主人公が、今度は京都を駆け巡る!
膳所高校を卒業し、晴れて京大生となった成瀬あかり。一世一代の恋に破れた同級生、「達磨研究会」なる謎のサークル、簿記YouTuber、娘とともに地元テレビの取材を受ける母、憧れの人に一途に恋焦がれる男子大学生……。
千年の都を舞台に、ますます個性豊かな面々が成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎のもとには成瀬から突然速達が届いて……⁉
全6篇、最高の主人公に訪れる大団円を見届けよ!
感想☺︎
『成瀬は都を駆け抜ける』を読み終えて、まず感じたのは「もうこれで最後なんだ」という寂しさでした。成瀬のこれからも、まだまだ見ていたかったという気持ちが強く残ります。
今回の作品の中で特に印象に残ったのは、西浦くんのエピソードです。文通という少し懐かしくて温かい関係性がとても可愛らしくて、読んでいて自然と応援したくなりました。成瀬のことを思いながら便箋を選ぶ姿を想像すると、そのひとつひとつの行動に優しさがにじんでいて、心がほっとします。
また、京都が舞台ということもあり、「ここはあの場所かな」と思い浮かべながら読めたのも楽しいポイントでした。物語と実際の風景が重なって、より一層世界に入り込めた気がします。西浦くんが便箋を選んでいたお店も、実際に訪れてみたくなりました。
最後まで読んで、改めて成瀬というキャラクターの魅力を強く感じるとともに、この物語に出会えてよかったと思える一冊でした。


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