成瀬のブレなさにまた惹かれる一冊『成瀬は信じた道をいく』

小説
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成瀬は信じた道をいく [ 宮島 未奈 ]
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内容☺︎

唯一無二の主人公、再び。…と思いきや、まさかの事件が勃発!?

我が道を突き進む成瀬あかりは、今日も今日とて知らぬ間に、多くの人に影響を与えていた。

「ゼゼカラ」ファンの小学生、成瀬の受験を見守る父、近所のクレーマー(をやめたい)主婦、観光大使になるべくして生まれた女子大生…個性豊かな面々が新たな成瀬あかり史に名を刻む。

そんな中、幼馴染の島崎が故郷に帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており…!?

感想☺︎

シリーズの二作目ということで、前作から成瀬のキャラクターや話し方がすでに好きだったのですが、今作でもその魅力は健在。むしろ、「やっぱりこの感じいいな」と改めて思わせてくれる一冊でした。

成瀬の少し独特な話し方は、相変わらずクセになるテンポ。読んでいるうちにどんどん引き込まれていきます。

そして今回も印象的だったのは、成瀬の人との向き合い方。周りがどう思うかに関係なく、先入観を持たずに相手と接する姿勢は本当に気持ちがいい。だからこそ、どんな相手とのやりとりもどこか温かくて、読んでいて心地よさがあります。

どのエピソードも短くて読みやすいのも魅力。すっと読めるのに、それぞれの話がちゃんと記憶に残るのがこのシリーズの好きなところです。

中でも個人的に好きだったのは、観光大使の話。成瀬らしさがしっかり詰まっていて、思わずクスッとしつつ、やっぱりいいなあと感じるエピソードでした。

それから、前作から作中に何度も登場する観光船ミシガン。読んでいるうちにどんどん気になってきて、「一度乗ってみたいな」と思わされます。

前作を読んで成瀬を好きになった人なら、きっと今回も楽しめるはず。期待を裏切らない、安心して読める続編でした。

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