大河前に読むともっと楽しめる、『眠れないほどおもしろい太閤記』感想

小説以外

内容☺︎

シリーズ累計80万部!

日本一の成り上がり男・豊臣秀吉の
波瀾万丈の生涯を描いた一代記『太閤記』を、
わかりやすく、おもしろく読み解きます。

ナビゲーターは、弟の豊臣秀長。
「天下一の補佐役」「最強のナンバー2」と名高い秀長が、愛あるツッコミを入れながら、くわしく解説します。

「兄弟ならではの絆」を描いたエモいエピソードや豊臣家を取り巻く「複雑な人間関係」のトリビアも満載!

感想☺︎

年末が近付くと、来年の大河ドラマの主人公にまつわる本を手に取るのが、私の小さな楽しみになっています。「眠れないほどおもしろい」シリーズは、その流れで毎年読んでいるのですが、今回の『眠れないほどおもしろい太閤記』もとても読み応えのある一冊でした。

来年の大河ドラマは豊臣秀長が主人公ということもあり、本作は“主人公”こそ秀長ではないものの、彼がナビゲーターとして物語を案内してくれます。秀長目線で語られることによって、単なる秀吉伝では終わらないところが魅力的でした。

豊臣秀吉については、すでに広く知られているエピソードが多い人物ですが、この本では家臣の働きや関係性が丁寧に描かれていて、改めて「豊臣家」という大きな組織がどのように回っていたのかを知ることができます。歴史の裏側をそっと照らしてくれるような語り口で、とてもわかりやすく読みやすかったです。

毎年大河ドラマを楽しみにしている方は、始まる前に読んでおくと、人物の背景がより深く理解できて、物語の世界に入りやすくなると思います。歴史が好きな方にも、大河ドラマが好きな方にもおすすめの一冊でした。

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