内容☺︎
佐藤玲は三一歳の女性外科医。恋人と会うより手術の腕を上げることに夢中で、激務の日々も辛くない。そんな中、玲はある男性患者の主治医を命じられる。彼は、玲が新人時代に憧れた辣腕外科医。病名は直腸癌、ステージ4だったーー。現役外科医が命の現場をリアルに描くシリーズ第7弾、雨野隆治の頼れる先輩・美しくクールな佐藤玲の物語。
感想☺︎
このシリーズが大好きで、今回も夢中で読みました。
いつもクールで近寄りがたい印象の佐藤先生について、少しずつ人となりを知れるのがとても嬉しい。
正直、誰も好きにならない人かと思っていたのですが、意外な一面を見せてくれて“人間らしさ”を感じました。
医者という職業柄、患者さんの病状や寿命を冷静に理解してしまう分、大切な人が亡くなる時期も知ってしまう。その切なさが胸に刺さります。
最後は、涙をこらえきれませんでした。

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