内容☺︎
知人が購入を検討している都内の中古一軒家。 開放的で明るい内装の、ごくありふれた物件に思えたが、間取り図に 「謎の空間」が存在していた。
知り合いの設計士にその間取り図を見せると、 この家は、 そこかしこに 「奇妙な違和感」が存在すると言う。
不可解な間取りの真相とは!?
突如消えた元住人は一体何者!?
YouTubeで話題となった 「変な家」の全ての謎が解き明かされる完全版、ついに文庫化。
本書のキーマン・設計士栗原による文庫版あとがきも収録。
感想☺︎
ずっと気になっていたけれど、読むタイミングを逃していた『変な家』。
やっと読んでみました。
結論から言うと……すごく面白かった!
「やっぱり流行るものには理由があるな」と実感。読み終わったあと、なんとも言えないゾワッとする余韻が残りました。
特に印象に残ったのは、栗原さんの最後の考察。
「そんなこと、あるかも……」と思わせるリアルさがあって、一気に怖さが増しました。
ホラーともミステリーとも言えない独特の空気感がクセになります。
また、家の間取り図が文章の途中にしっかり挿入されているのがすごく親切!
「さっきの図、どうだったっけ?」と前のページに戻らずに読めるのがいいです。
そしてボリュームもちょうどいい。短めなので、読書が苦手な人にもおすすめできる一冊です。
読みやすさと不気味さのバランスが絶妙で、ハマる人が多いのも納得。
気になってるけどまだ読んでない人、今さらでも遅くないですよ😊

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